集英社週刊ジャンプ

1位は「このマンガがすごい2014」でも1位に選ばれたというが、それも頷ける。トップコンディション同士ならば、松井は富樫に劣るが、調子を落とした富樫には、毎週の松井が二回に一回は勝っていると思う。今年富樫の不在が気にならなかったのは、松井の出来の善さの所為だろう。 2位は終盤の失速が確かにあった。連載期間中、ジャンプのエースではなかった。 それでも自分にとって、この作品は忘れがたい。4位の瞬間最大風速と共に、連載終了したこの年にランク入りさせるべき。4位連載当初のpixivでの勢いは素晴らしかったが、物語を引っ張る第二第三のヒロインを上手く作れなかったのが、打ち切りの原因だろう。
3位は絵柄の善さが、ジャンプでは抜きんでている。勝負ごとにメリハリもあり、緩急の上手さもある。1位と共に二枚看板として、腑抜けた古参作品より断然いい。5位は黒子のバスケとどちらにするか迷った。あまり言及されないが、女子キャラの善さで、こちらを取った。
選外作品としては、クロス・マネジは物語の丁寧さが、心地よかった。風呂敷としては、程よいサイズで終わったが、女子キャラをもっと下世話に書けば続けられたろう。だが、それはこの作者の善さを殺すので、月刊でやった方がいいのではないだろうか。 個人的にはクロス・マネジとDISTANCEのじょしラク!が悪魔合体した作品を読んでみたいが。
また、ランキングとは別に、社会的に困難な状況で黒子のバスケの連載を堅持した編集部については、称賛されるべきだと、オデは考える。